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容器充填後の搬送ライン上で、綺麗な印字を行う方法。

生産ライン… とりわけ、搬送ライン上で印字を行う場合に注意すべき点ってなんだかご存知ですか? 

こんちは、
マーキングコトはじめ 担当のけたろーです!

今日もありがとう、感謝です。

さて…

目次

搬送ラインでの印字で注意したいこと。

搬送ライン上で搬送される商品に、直接印字を行う… というのは、生産ラインを考える上では、よくあるシーンなのだと思います。 

しかし、搬送されてくる商品が ドシッ と安定している場合には、恐らく何の問題もない… というか、簡単に対応できると思うんですけど、もし、それが〝揺らぎ〟ながら搬送されてくる場合ってどうでしょうか?

搬送物が ゆらゆら 揺らぎながら搬送されてくる… 例えば、瓶とかボトルなどの容器の搬送ラインを考えてみた時、そのままだとコンベアの振動とかで容器が揺れてしまって、印字が安定しない… という状況が考えられます。 _よね??

そんな状態でどうすれば安定して印字することができるか? その対処方法をお伝えしますね。 

これは、そんな状況に対応した事例です。

搬送ライン上のワークをホールドする。

その搬送ライン上でそのまま印字するには、搬送ライン上の振動で対象物が揺らいで、鮮明な印字ができないという場合(問題)があります。 そんな時の解決方法が、 

グリップコンベア

です! グリップコンベアって単体で使う場合もあるのですが、生産ラインに組み込んだ形式でもよく使われます。

グリップコンベアを使えば、搬送時にワークを〝ホールド〟することができるので、搬送時の揺らぎを抑えることができるんです。 グリップ搬送している間に、産業用インクジェットなどで印字を行なえば、綺麗な印字ができます。

既存ラインへの実装した例をお伝えしますね。

容器搬送ラインに組み込んだ事例。

某メーカー様にて、牛乳パックのような形状の容器のトップ位置(下の図の赤〇部分)に印字したいという依頼を受けました。 

搬送ライン上で、搬送されてるそのままの状態で印字した場合、搬送時の振動で鮮明な印字ができないとのこと。 現場を見せてもらうと、確かに、揺らぎながら搬送されてくるのが、見てとれました。 で、既存ラインの状態をスケッチさせてもらって、そのラインに合うような機体をデザインしました。 

設計するにあたって、注意したことが2つほどあります。 それは…

設計時に注意した点。

まず、1つ目が、穴をあけたりとか、既存のラインをいじったりとかという作業をしないで済む設置方法であること。 そして、2つ目が、簡単に設置ができるということ… です。 むろん、グリップ時の幅調整やプリントヘッドの高さ調整などといった調整作業が簡単にできることというのは言うまでもないです。 

使い勝手な面は考慮に入れた上で、設計上、気を使ったのが〝設置時に関する〟ことがらでした。 

食品工場ということもあるので、異物混入につながるようなことがあれば一大事です。 なので、工場の中への設置時に切粉が出てしまうような作業は避けたいのと、既存のラインをいじらなくてもいいような形を考えました。 

また、作業が長引くとユーザーさんにご迷惑をおかけすることになるので、極力手早く設置できるようなデザインにしました。 具体的には、搬入から設置まで2時間程度で作業を終える… というイメージな構成で設計しました。

というわけで、できたのがこれです。

で、この機体を現地ラインに設置した状態がこれです。

既存のコンベアは触れないので、それをくぐるような設置方法をとりました。

動作を動画で。

動画で紹介しますね。 容器が振動でぶれずに印字できることがわかってもらえると思います。

動画を観てもらえればわかるのですが… 商品名などが出てしまいますので、極力モザイクしてます。 編集の仕方が雑で申し訳ないです。苦笑


ビビッときたら、お気軽にご相談ください!

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けたろーのアバター けたろー 包装機械移相談士/時短設計®士。

包装機械相談士/時短設計®士。 ご縁を頂いて、産業用インクジェット向けの周辺機器を手掛けるようになりました。インクジェットなど印字装置の性能は、各社でそれほど差はありません。実は、ほんとに大事なことは、印字装置そのものよりも周辺機器なのです。印字作業って携わってる現場からすれば毎日のことなので、なるべくなら作業者さん達の負荷が減らせるようになればいいなって、切に思ってます。

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