ご存知でしたか? 産業用インクジェットの大敵って … なんですよ?
こんちは、
マーキングコトはじめ 担当のけたろーです!
今日もありがとう、感謝です。
さて…
対策してますか? (セコムしてますか? 風に)
産業用インクジェットって、今や、様々な用途で使われています。 さまざまな用途で使われるということは、それに即した環境があるということでもあります。
で、産業用インクジェットが嫌う環境ってあるんですよね。 ご存じでしたか??
それはなにか? っていうと、
結露!
です。
なんでか? というと、印字する面に結露があると、インクがきちんとのらないから… なんですよね。

例えば、冷蔵庫から出してきた商品に印字を行うという場合では、冷蔵庫内の温度と印字を行う作業場と温度差で結露が発生してしまいます。 その状態の物に印字を行なおうとすると、印字がかすんだり、印字できなかったりといった問題が起きてしまうんです。
なので、結露対策が大切になってきます。
結露対策の事例。
というわけで、市販のコンベアを使った結露対策の事例をお伝えしますね。
とその前に… うちでもワンオフなコンベアを創っていますが、市販の既製品でのコンベアが使えるのであれば、そっちの方がだんぜん安上がりです。 でも、コンベア本体が安上がりで済む反面、コンベアに対する周辺器材っていうのが、あんまり良いのがないというのが率直な感想です。w
という話は置いといて… 既製のコンベアを使って結露対策をした事例がこれ(下の画像)です。 既製のコンベアをベースに結露対策用にブロアとドライヤを組み込んだ装置を作りました。 白いノズルのようながドライヤで、下にあるのがブロアー(送風機)です。

用途。
これをどういう用途で使うのか? というと… シチュエーション的には、例えば、冷凍食品や冷蔵食品などへの対応です。
冷凍庫や冷蔵庫から商品を出してきた場合、その表面が結露してしまうのです。 結露した状態で印字をすると、インクがうまく載らなず、にじみなどが発生して印字ミスの原因になってしまうんです。
その対策として、ドライヤを使います。

プリントヘッド手前にドライヤで結露飛ばして、その後に印字を行なえば、結露の問題は回避できます。 使用するドライヤは工業用途ですので、耐久性もばっちりです。
ヘアドライヤで十分やん… って思われるかもしれませんが。 (^_^;)
確かに、1品、2品くらいならそれでも対応できるかも… ですけど、一般的なヘアドライヤは使用時間が決められていて、連続的に長時間にわたっての使用ができないんですよね。 耐久性の面でも、ちょっと… です。
工業用途での専用のドライヤであれば、そういった問題もクリアしてますので安心して使えますし、ブロアもパワフルなので、結露の飛び方が違います。
ちなみに、プリントヘッドのスタンドには四角のフレームを使用しています。 丸パイプ仕様のものもありますが、丸パイプの場合、位置合わせ時に回転してしまうんですよね。 丸だと、回り止めがない限り回ります。 とすれば、位置合わせがかなりめんどくさいことになるんです。 その点、四角だと回らないので位置合わせもスムースにできます。
架台下にインクジェットのコントローラが収容でき、キャスター付ですので作業場のお好きな場所で作業ができます ~♫
ビビッときたら、お気軽にご相談ください!