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段ボールなどの流通用包装資材をコストダウンする方法。

放置しておくと危険な2つの問題点。

カートンや段ボールなどの流通用包装資材が増えていく事がらに対して、2つの問題点があります。 それは、

1.商品企画・開発部門が、生産部門の内情を把握していない。
2.生産部門でのスタッフの作業が〝無自覚な〟ルーチンワークになっている。

です。 もう少し、詳しくお伝えしますね。 それではまず、上記1の項目から。

商品企画・開発部門が、生産部門の内情を把握していない。

概ね、商品企画や商品開発部門のスタッフは、作業現場での作業の内情を把握していない場合が多いようです。平たく言えば、生産部門との間に少なからず〝温度差〟があるということでしょうか。

彼らの任務は〝売るため〟の商品を創ること。 というのは、まぁ、当然と言えば当然でもあります。 が、それにフォーカスするあまり、生産現場での作業が蔑ろにされてしまっているのは否めないのです。(´Д`ι)アセアセ

企画した商品が売れて、それによって生産現場が忙しくなり… というのは、ある意味うれしい悲鳴かもしれません。でも、その一方で、生産現場側に〝余計な〟管理業務を増やしてしまっているのであれば、少し考え方を改めるべきです。企画・開発部門であれ、生産部門であれ、〝会社〟としては同属なのですから、互いに互いの仕事を理解し合うことが重要ですよね。

もっとも、〝売れる商品造り〟に対して、それが直接お客様の目に触れるような商品に絡む包装資材なら話は別です。 が、小箱用のカートンや段ボールについてはどうでしょうか? それらは、ほぼ流通のためだけですよね? それらに対して、ただ安直にラインナップのコピーとして制作し続けるのは、些か残念な行為としか言いようがありません。

企画・開発として、それが新企画な商品であれ、既存製品のラインナップを増やす場合であれ、ただ、安直に外装資材まで増やしてしまうというやり方はナンセンスなのです。

同一サイズであっても、銘柄が異なるというだけで資材が増えるとするなら、その分、余計に管理場所を圧迫します。例えば、銘柄A、銘柄B、銘柄C、銘柄Dがあった場合を考えて見ましょう。

もし、銘柄ごとに箱を制作していたとするなら、A~Dの4種類の管理区分・スペースがいるということになります。でも、統一化できるところを〝共通項〟として捉えた場合、どうでしょうか? 

4種類の銘柄であったとしても、1種類の区分だけで済むはずです。もう少し具体的に言えば、4銘柄で使用する同一サイズの箱を用意し、変る部分だけその都度、現場で印刷(印字)するという方法を考えれば、生産現場での管理スペースの削減に加え、作業そのものの簡素化につながる… というわけです。

即ち、企画・開発部門の業務としてのポイントは、

企画・開発の段階で、外装用資材の共通化を図りながら考えていく。 

ということです。こうすることで生産部門への作業の負荷低減に繋げていくことができます。

では、次に生産部門での問題点に関してお伝えすると…


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