職業柄、もらったお土産を開けるとき、真っ先に賞味期限の位置を確認するというのがくせになりつつ。笑
どこに書いてある? ラベル? 直接印字? 箱の外? 中の個包装には? ……ということを、無意識にチェックしてしまうんですよね。 今回も、やっちゃいました。
勝手にコンサル、スタートです!
こんにちは。 大阪・柏原市で、印字作業や印字工程を楽にして、包装資材のSKUを整理する仕組みづくりをしています。 マーキングコトはじめ、担当のけたろーです。
今日もありがとう、感謝です。
というわけで、今回の話題は…
やはり、外装にしか書いてなかった…。
先日、両親が旅行に行ってきて、その土産でいただいたのは、よもぎを使った和菓子。 外装の包装デザインは和柄で、見た目はとても上品。
さっそく賞味期限を確認してみた。 箱の裏面をみてみると、賞味期限の記載は箱側面にあると書いてた。 で、みてみると、ラベルで貼られていた。


賞味期限:2026年8月15日
ラベルの表記はきちんと読めるし、問題ない。 その他はどうなんだろ? 記載はあるのかな? って、順番にみていく。 すると…。
包装紙を剥がしたあとの箱は、シロボテの箱で何の記載もない。 中身は、まず、大枠でピロー包装されていて、中にピロー包装で個包装された商品が入ってる。 いずれも記載はない。




ところで…。
土産物をもらって、さっそく開封して、全部食べ切れずに置いといて、ちょっとしてから、「あれ、これいつまでだっけ」っていうシチュエーションで、賞味期限が見つからない。
書いてたはずの包装紙はすでにゴミ箱の中——という経験、ありませんか?
印字はあった。でも消費者には関係ない
大枠のピローに「655276」という印字があったのだけど、これはロット番号で、賞味期限ではなさそう。

ロット番号は、製造管理や追跡には欠かせない情報なんだけど、消費者が「いつまでに食べればいいか」を知るための情報ではない。 なので、賞味期限とロット番号は、別物です。
生産者から重要な情報であっても、消費者の目線で言えば、これって特に必要のない情報なんですよね。
で、印字があるということは、印字設備があるということ。 見た感じホットプリントによる印字っぽいかな。
せっかくの印字を対消費者ではなく、内向きの情報だけを記載してるというのが、ちょっと残念というか、もったいないというか…。 でも、コードが長くなってしまうので、ホットプリンタでの対応は難しいかも。
というのが、ボクの率直な感想です。
ラベルも、もったいない。
もう一点、気になったのがラベルを使った賞味期限の表記方法です。 これがもったいないなって。
実は、ラベルには、だいたいこんなコストがかかっています。
- ラベルの材料費(紙・粘着剤)
- ラベルの印刷コスト(※)
- 貼り付けの工数(人の手か、ラベラー設備か)
- 管理コスト(在庫・ロット切り替え)
上記の※の部分について、見た感じラベルへダイレクト印字して、それを貼り付けているような感じでした。 ラベラーを使った自動貼付なのか、人の手によるものなのかは、わからないんだけど…。
コストを考えたとき、まっさきにはラベルそのものへのコストがあります。 1枚、数銭~数円の単価がかかってる。 それに加えて、貼り付けへの作業費も。
でも、これって、産業用インクジェットに切り替えると、もう少し楽になるんですよね。 インクジェットを使えば、包装紙に対して、ダイレクトに印字ができるようになる。
なので、ラベルにかかってるコストがまるごとなくなります。
「そんな設備、うちには……」と思われるかもしれません。 でも、今は産業用インクジェットプリンターもいろいろでてます。
消費者目線の表記設計
印字を考えたとき、「誰が、どんな場面で、その情報を必要とするか」を起点にするのが基本になります。 食べ物系での土産を考えたとき、消費者が必要とする情報は、『賞味期限』、もしくは『消費期限』です。
で、消費者が『賞味期限』を確認したいシチュエーションを整理すると——
- もらった当日
- 箱を開けて、取り出すとき
- 商品を手に取ったとき
3つの場面が想定できます。 今回のケースでは、1つ目の場面にしか対応していない。
これが問題だと思うのです。 改善案としては——
- 外装へのダイレクト印字(ラベルレス化)
- 化粧箱にも賞味期限を記載する
- 内側の包装にも賞味期限を印字する
①だけでもコスト削減になります。 また、③まで対応できれば、消費者への安心感が格段に上がります。 もし、産業用インクジェットを導入されるのであれば、②と③も一緒に考えられるのがベストだと思います。
現行の内側のピロー包装でのロット番号の印字を、産業用インクジェットに切り替えたなら、ロット番号と賞味期限の並記が可能です。 2段印字できるインクジェットもあるんで、表記についての対応は比較的、楽かもしれません。 それに、もし、ボクの見立てのホットプリンタで印字されているのであれば、ライン(機械)上でのインクジェットへの載せ替えもそれほど難しくないのかなと思います。
「親切な包装」は、ブランド価値にも直結していきます。
お土産ひとつで、これだけ見えてくる
お土産をもらって、こんなことを考えているのがマーキングコトはじめの中の人です。笑
でも、こういう「外から見た気づき」が、意外と改善のきっかけになることも多いと思います。
『ディスられた?』 って思わず、あくまで、改善テーマとして受け止めていただけるとうれしいです。
「うちの包装、ちょっと気になってきた」
「ラベルのコスト、実は見直したいと思ってた」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。どんな小さな疑問でも、一緒に考えます。
そうそう。 お土産などでよく使われる上包機(オーバーラッピング)の工程の後に、直接ラインをつなげてダイレクト印字をする…。 という装置の実績があります。
動画はこちらから。(再生リストです。)
https://youtube.com/playlist?list=PLGnI75RbABGqiDw8_Ta5RpdQsMUNHaloW&si=9F23XISYsAOsGIY_
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
印字機器の前に、
工程全体を整理してみませんか?
印字工程の課題は、本体だけでは決まらないことがあります。
印字作業・印字工程の機械化・自動化への提案、治具など周辺器材への仕組みまで含めて、
現場に合う形を整理します。
現場の状況が把握できてなくて、うまくまとまってなくても大丈夫です。
※ 売り込みを目的とした対応は行っていません。
※ 大青鉄工の相談ページへジャンプします。
記事・事例・動画の更新をLINEでお知らせしています。 気軽に登録してみてください。
『マーキング・コトはじめ』は、
有限会社大青鉄工(ダイセイテッコウ)が運営しています。
