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【勝手にコンサル #07】箱の小さな穴から見えた、現場の工夫と、消えていく情報の話

お盆の終盤。 ちょっと暇してたので、長男と三男と、長男の運転で高野山の辺りまでドライブに出かけたんです。 で、家族の土産用に黒蜜のわらび餅を買いました。 家に帰ってきて、さっそく食べようってことで…。

中身を取り出す前に、パッケージをじっくり観察してしまうのは、もう職業病かもしれません。笑 今回も、ついつい手が止まってしまったポイントがありました。 

前回(#06:賞味期限の表記、これでコスト削れます)に続いて、また、お土産のパッケージからの発見です。

それでは、勝手にコンサル、スタートです!

こんにちは。 大阪・柏原市で、印字作業や印字工程を楽にして、包装資材のSKUを整理する仕組みづくりをしています。 マーキングコトはじめ、担当のけたろーです。 

今日もありがとう、感謝です。

というわけで、今回の話題は…

目次

やっぱり、外装にしかなかった…。

毎度のことながら、この手の商品では、外装用の包み紙にしか印字をしていないケースが多いようですよね。

今回も同じでした。 

外装の包装紙には、ラベルの貼付で商品名や説明、賞味期限がしっかり表記されている一方で、外装をあけると、その内側に入っている白い内箱には文字も柄も一切なし。 箱の中の袋詰めフィルムも同様で、印字は完全にゼロです。

一番大事だと思われる『賞味期限』の情報が、外装だけにしかないというわけです。

内箱に開いていた、小さな穴

自宅で内箱に開けられた小さな穴を確認する青年のイラスト

少し気になったのが、内箱のコーナー付近に開いていた小さな複数の穴でした。 見てみると、ちょうど、乾燥剤ときな粉の小袋が入っているのが見える位置。

これはボクの推測なんですけど、おそらく、乾燥剤やきな粉の小袋が、ちゃんと封入されているかを目視で確認するための穴ではないかと思います。

もちろん、袋に入れる段階で、目視などで確認はされると思うのだけど、製品を箱に入れてしまうと、確認ができなくなってしまう。 ダメ押しの確認ということで、箱を開けずに、外側から「入っているかどうか」を確認できるようにしてるのかなって、ちょっと思いました。

で、この穴は誰のためにあるのか

ボクが気になったのは、この穴が「誰のため」に開けられているのか、という点です。 正直なところ、この穴があってもなくても、購入した人にとっては、まったく関係のないことだと思うんです。 

これを買った人が、箱を開ける前に「乾燥剤、ちゃんと入ってるんかな?」なんて気にすることは、まずないです。 むしろ、穴をあける工程で箱代が高くなることを考えたら、その分、販売価格を下げてくれと…。w 

それを考えると、この穴が本当に役立っているのは、工場内で梱包や検品を行っている作業者なのかなって思うわけです。 

製品を箱詰めをした後、本当に小袋を入れたのかどうかを、いちいち箱を開けて確認するのは手間がかかります。 かといって、確認をしなければ、入れ忘れのまま出荷してしまうリスクもあります。 

箱に覗きようの穴を開けておけば、外から確認できる… ということかなって推測してみました。

本来は、袋詰めの段階で十分確認されているはずなのでしょうけど、もしかすると過去に、入れ忘れて出荷してしまった経験があって、ダブルチェックの意味でこういう対策が取られた? …などということを勘ぐってしまった。w

外装を捨てたら、情報も一緒に消えてしまう

内箱の穴は、たぶん、工場側の作業への工夫です。 検品や確認の手間を減らすという意味では、地味だけれど理にかなってると思います。 工程を管理していく上では、こういう小さな仕組みは十分に価値がありますよね。

ただ、ボクが本当に気になったのはそこではなく、外装の包装紙にしか情報が印字されていない、という点です。

家庭で食べるとき、たいてい外側の包装紙は開けた時点で捨ててしまいますよね? 残るのは、中の白い箱や個包装のフィルムだけです。

にもかかわらず、原材料名やアレルギー表示、賞味期限といった情報は、外箱側に集中して印字されていることが多いんです。 つまり、外装を破り捨てた瞬間に、その商品にまつわる情報のほとんど全てが失われてしまうのです。

自宅で外装と内箱の情報の違いに気づく青年のイラスト

毎回、こういう商品を見るたびに、少し残念だなと思うんです。

おそらく、メーカー側では、購入したお客さんは開封後その日のうちに食べきってしまう… という設計で、印字を含めた包装を決めているのだと思います。 

でも例えば、家族の誰かがアレルギーを持っていて、あとから「これ、何が入っていたっけ」と確認したくなったときはどうでしょうか? また、とり置いて、後日に食べようとしたときはどうでしょうか?

外装の包装紙が、捨てられたあとでは確かめる術がありません。 

全ての情報を内箱や内部の包装にまで印字する必要はないのかもしれませんが、賞味期限やアレルギー表示など、最低限「あとで見返したくなる情報」だけでも、内箱やフィルム側に残しておく…。

そんな、もう一段踏み込んだやさしさがあってもいいんじゃないかって、思うんです。

外装だけに頼らない情報の残し方について、コスト面も含めて一度整理してみたいという方がいれば、お気軽にご相談ください。


【勝手にコンサル】はシリーズがあります。 他の回はこちらからどうぞ。
勝手にコンサル:バックナンバー一覧


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自宅で土産のお菓子のパッケージを興味深そうに観察する青年のイラスト

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けたろーのアバター けたろー 包装機械移相談士/時短設計®士。

包装機械相談士/時短設計®士。 ご縁を頂いて、産業用インクジェット向けの周辺機器を手掛けるようになりました。インクジェットなど印字装置の性能は、各社でそれほど差はありません。実は、ほんとに大事なことは、印字装置そのものよりも周辺機器なのです。印字作業って携わってる現場からすれば毎日のことなので、なるべくなら作業者さん達の負荷が減らせるようになればいいなって、切に思ってます。

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