産業用インクジェットを入れたいのだけど、予算的に厳しいのでそれほど周辺器材への設備投資ができない。 そんな方に朗報かも。
こんにちは、
マーキング・コトはじめ、担当のけたろーです。
いつもありがとうございます。 感謝しています!
さて…
大掛かりじゃなく、もっと手軽に印字したい。
産業用インクジェットを導入される背景には、さまざまな動機があります。
例えば、現行手作業で捺印している仕事を楽したいとか、自動化で対応したいとか、作業性や作業効率をより高めたいとか… そのいきさつはさまざまです。
対象物の種類や量がたくさんあるなどの理由が明確に決まっている場合では、導入に対する予算化もしやすいと考えます。 それに、その場合では、そこそこ大きめの予算が組めるはずです。
しかし、その一方で、産業用インクジェットで作業するという方法は欲しいのだけど器材の稼働率がそれほど見込めないから、潤沢な予算は組めないという場合もあります。 例えば、好意にしている得意先からの要請を受けて、(仕方なく)導入せざるを得ない… などという状態がそうかもしれません。
確かに、産業用インクジェット単体でもそこそこの金額になりますし、それに加えて周辺設備となると結構大きな投資になってしまいますよね。 そんな状況を考えると、

もっと簡易的な治具のような感じで
簡単に印字ができればうれしいのだけど…
という想いがでてきても当然だと思います。
… なんていうシチュエーションを想定して、もっと簡易的に気軽に使える器材を創ってみました。
産業用インクジェットでの印字についての補足。
産業用インクジェットでの印字について、少し補足しておきます。
産業用インクジェットで印字を行うには、ワーク(対象物)を動作させるか? または、プリントヘッドを動作させるか? そのどちらかの動作が必要になります。
段ボール箱など安定した形状の場合、ベルトコンベアなどを用いてワーク側を動作(搬送)させる方法が一般的です。 また、搬送させるには形状が不安定な場合には、ワーク側をステージ上で固定し、そのステージを動作させるという方法が使えます。
しかし、ステージ側を動作させる場合、ワークが大きくなるとステージも大きくなり、且つ動作範囲も大きくなってしまうという問題があります。 そうなると、器材自体が大掛かりになる可能性が否めず、器材の取り回しという観点からは遠ざかります。
取り回しのいい機体サイズ。
気軽に作業したいという点を満たすなら、器材サイズをコンパクトにして取り回ししやすくする必要があります。 そこで、ワークを載せたステージを動作させるのではなく、プリントヘッド側を動作させるという逆の発想でアプローチします。
そうすることで器材をコンパクトにすることができます。 また、プリントヘッド側を動作させることで、例えば、袋やシート状のものなどといったものにも適用しやすくでき、用途の幅を拡げることができます。
プリントヘッドスライド型ハンドポーター
〝手軽に!〟ということで、プリントヘッドの移動は手動対応です。 ワークをガイド位置に沿わせて設置し、プリントヘッドをスライドさせて印字を行います。 プリントヘッドをスライドさせるので、比較的大きな部材への印字にも対応できます。
プリントヘッドスライド型 プリントヘッドスライド型
エンコーダ(スピードに追随して、インクジェット本体側へ信号を出すユニット)を搭載しているので、スライドさせるスピードは気にしなくて大丈夫です。
動作を動画で。
動作を動作でご覧いただけます。
位置決めのアタッチメント次第で、様々なモノへ対応できます。
時短設計®な視点で、印字作業を快適にしていく仕組みをワンオフで創っています。
インクジェットのメーカー問わず、対応します。
ご相談はお気軽にどうぞ!
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2022/02/23 Re-Write