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いきなり入れたらダメ! 印字用周辺設備を導入する前にするべきこと。

印字を行う作業現場で周辺の設備を導入される場合、まず何から始めますか? 実は、いきなり導入してしまうと思わぬ事態を引き起こしてしまう可能性があります。 機械製作の立場から、大切なポイントをお伝えしますね。

こんにちは、
マーキングコトはじめ 担当のけたろーです。

いつもありがとうございます。 感謝しています!

さて。

目次

機械などの設備を導入する前にやっておくべきこと。

まず、結論から先に言うと、

作業現場やそれに関連する部署での運用について、社内で十分に話し合っておくこと。

ということです。 当然、導入したい設備の仕様(能力とかスペック)を決めることも大切です。 それは当前だろ? って思われるでしょうけど、案外できていない会社は多いのです。

これは、経験談なのですが…

納品後まもなくに生じた改造依頼。

ある日、段ボール資材のコスト削減を目的に製作したシート状の段ボールを搬送して印字する装置 をリリースしました。 当時は、出荷前の立会でお客さんにもすごく喜んでもらえ、こちらも一安心して装置を送りだしたのです。

…が、納品後、程なくして、仕様追加が発生したので対応してほしいとの改造依頼がやってきました。 納品先の現地での改造作業の意向があったのですが、それはお断りし、こちらで引き取って対応することとなりました。


概ね、改造の依頼がある場合、1年ないし、それ以上の使用の後にというのが一般的です。 改造することに関しては、やぶさかではないのですが、今回のケースおいての問題は、その『時期』です。 改造依頼があったのは、納品してからすごく間もなくのことでしたので、ちょっと違和感を覚えたのです。

機体の製作にあたっては、客先より提示された要求仕様の元、それに即して設計を行い、製作を行います。 また、ボクらは客先への納品の前には必ず立会を行い、仕様に齟齬がないかのチェックを行ってもらいます。

それで問題なしを示しながら、納めて程なくして改造箇所が発生したということは、機械の仕様を決める段で、社内で十分な話し合いがなされていなかったことが予想されるのです。

社内での摺り合せは大事。

機器の導入を決める際には、まずその『目的』を明確にしておく必要があります。 印字用途での場合を考えると、〝効率よい作業で、きれいな印字ができる〟ということが目的になります。 

この時、周辺機器そのものは、目的達成のための〝手段〟ということになります。 もしかすると、話し合いの結果、レイアウトや作業の方法を変えることで目的が実現できるかもしれません。 大事なのは、手段についての事がらをあらゆる可能性を考えながら社内で十分に話し合い、取り決めるということです。

導入後、失敗に陥ってしまう多くには、このプロセスが欠落している感じを受けます。  

枠組みを決める。

【目的: 効率の良い作業で、きれいな印字ができること。】 

この点について、どのようにすれば、その環境が得られるか? 話し合いの内容とは、例えば、

1.製品範囲をどこまでの対象とするか? 範囲を明確にする。
2.作業性はどうするか? 作業(人・物・印字データ)の流れを考える。
3.自動か? それとも、手動でするか? 機械的な構成を考える。
4.設置場所はどうするか? 搬入経路を含めて希望する機械サイズを考える。
5.予算の範囲はどうするか? どの部署の予算で行うかを決める。
6.どれくらいまでに必要なのか? 希望する納期を決める。

などといった事柄です。 

個人事業のように、全てひとりで決め、作業も本人でという環境なら、ご自身で決めればよし。 しかし、そうでないなら関連する部署のスタッフを集めて、話し合うのです。 特に、作業性については、『主たる作業者』の意見を盛り込んだ方が無難です。


ちなみに、上記のポイントが機械設計を行う上でも重要なファクターになります。 

齟齬がないようにしておく。

前述のケースとは別の体験談ですが、過去、ある会社へ機械を納めた際にその現場の作業担当の方から、

今日、ここに機械が入るなんて聞いてないよ!
この作業用で機械を使うとも聞いてない!!

と言われたことがあります。 しかもそれは、機械を運び入れる当日のことでした。 

彼曰く、機械が納品されることはもちろん、機械の仕様についても、一切何も聞かされてない… とのことでした。 

機械の仕様などについての社内での調整は、ボクら製作者側の仕事ではなく相手側の範疇です。 それにもまして、納品される日も社内で伝わっていないとは…  唖然としてしまいました。

問題なのは、主たる作業者が仕様についての一切を聴かされていないということ。 

当然、機械設計における前提条件が変る可能性もあります。 … 案の定、仕様上の齟齬が発生しました。 (残念ながら、この続きは割愛します。 w)


概ね、不利益を被るのは、その作業に従事するスタッフです。 全部【蚊帳の外】で決められ、事後で命令されるとなれば気持ち的にも萎えますよね。 

メンバーの選抜は慎重に。

ベストは、関係する担当者全員が話し合いの場に就くこと… なのですが、そうなると話がまとまらなくなる可能性も否めません。  なぜなら、〝新しいことを嫌がる〟スタッフが少なからずいるからです。 

機械設備の導入は、現状の環境を変えるということでもあります。 そのため、そういうスタッフにとっては脅威になりえます。 なので、いずれの部署であっても〝より良い環境にしたい!〟という志しを持った者で構成するのが一番です。

それができない場合は、上層部の決定事項として指令を出すトップダウン方式になるでしょう。 この時気をつけたいのは、〝上層部側で仕様を決めない〟ということです。 現場を知らない上層部が仕様を決めてしまうと、それはそれで、また違ったややこしい事態を招いてしまいます。(汗) ですので、上層部は、あくまで担当者をアサインするにとどめた方がよいです。

いずれにせよ、社内のみならず、全てにとって齟齬ないの状況にするということが重要です。 

笑顔で新しい〝環境〟を迎え入れ、活用していければよいですね。


時短設計®の視点で、印字作業を行っている現場がより快適になるような仕組みをプロデュースしています。

2022/02/10 Re-Write

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けたろーのアバター けたろー 包装機械移相談士/時短設計®士。

包装機械相談士/時短設計®士。 ご縁を頂いて、産業用インクジェット向けの周辺機器を手掛けるようになりました。インクジェットなど印字装置の性能は、各社でそれほど差はありません。実は、ほんとに大事なことは、印字装置そのものよりも周辺機器なのです。印字作業って携わってる現場からすれば毎日のことなので、なるべくなら作業者さん達の負荷が減らせるようになればいいなって、切に思ってます。

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