グリップコンベアが用いられるラインでは、ワークが頻繁に流される場合が多いので
こういう運動が起きると、もちろん搬送そのものに影響を与えてしまうんです。
これは、ベルトコンベア間の橋渡しなどの目的で使用される際には、特に問題には
ならないのかもしれない。
でも、グリップコンベアが、インクジェットなどでの印字の目的で用いられるとするなら、
印字が歪んでしまうなど、印字品質に問題が生じてしまう可能性があるんだ。
この問題を解決すべく、設計・対応したのがこれです!!
グリップコンベアって、2本のベルトのスピードを同じに調整する必要があるんで、
モーターは、同期性の高いブラシレスDCモーターを採用。 この点は、従来通り。
※ ブラシレスモーターは、2個のモータースピード調整が簡単に行なえ、
インダクション(汎用モータ)に比べて、同期性能がいいのです。
今回は化粧品向けなので、ウェットスポンジのジャージ貼りのベルトを採用。
で、肝心な問題点の対策は、グリップする間隔を決める軸の取り合いを2軸に!
この採用で、拡がりを防止しました。
ベルト掛けして、両方回るようになっている。 ⇒ 次頁