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プリントヘッド用スタンド|毎回同じ位置に、迷わず合わせる

プリントヘッドは、取り付けられればいいわけではありません

産業用インクジェットプリンタなどを生産ラインへ組み込むとき、印字機器そのものに目が向く一方で、意外と後回しになりやすいのがプリントヘッドの取り付けです。

どの位置に置くのか? どの方向から印字するのか? 対象物との距離や高さをどう合わせるのか?

実際の生産では、こうした取り付け方によって印字作業のしやすさが変わります。

とりあえず印字できる位置にヘッドを固定したものの、品種が変わるたびに位置合わせに時間がかかる、清掃するときに手が入りにくい、また、調整したあと、元の位置へ戻すのに手間取る… など。

印字そのものはできても、毎日・毎回の作業がやりにくければ、それが少しずつ現場の負担になっていきます。

マーキング・コトはじめのプリントヘッド用スタンドは、単にヘッドを固定するためではなく、実際の印字作業の中で、プリントヘッドを使いやすい状態にすることを考えて設計・製作します。

大切なのは、「どこに付けるか」より「どう使うか」

プリントヘッドを取り付けるだけなら、ブラケットを作って機械のフレームへ固定する方法もあります。

製品が一種類で、印字位置も変わらず、ヘッドに触れることもほとんどないのであれば、それで十分な場合もあります。 ところが実際の現場では、そう単純ではないことがあります。

品種が変われば、印字する高さが変わる。 印字位置を変更するためにヘッドを動かす。 清掃やメンテナンスのために、一度ヘッドを印字位置から離したいこともあります。

そのたびにボルトを緩め、位置を合わせ直すような状態では、印字機器を使うことそのものが手間になってしまいます。 

だからプリントヘッド用スタンドを考えるときには、プリントヘッドを固定する方法だけを見るのではなく、どのように調整し、どのように触るのかまで確認します。

品種が変わったときの「位置合わせ」を考える

複数の製品を同じラインで扱っている場合、製品によって印字したい位置が変わることがあります。 そのたびにプリントヘッドの位置を変更するのであれば、重要になるのは、ただ位置が変えられることだけではありません。

位置を変更しやすいこと。必要な位置へ合わせやすいこと。そして、前回の位置へ戻しやすいことです。

毎回の調整に時間がかかったり、作業する人によって位置が変わったり、品種替えのあと、再び前回の製品に戻す際に以前の位置からズレてしまったりすれば、印字確認にも余計な時間がかかります。

設備を設計するときには、どの方向へ、どの程度動かす必要があるのかに加えて、前回と同じ位置へどう戻すのかという再現性も含めて考えます。

必要以上に複雑な調整機構を付けるのではなく、現場で必要な動きに合わせて構成することが大切です。

印字するときだけでなく、清掃やメンテナンスのことも考える

プリントヘッドは、取り付けたら終わりではありません。

使用する印字方式や環境によって違いはありますが、日常的な確認や清掃、メンテナンスのためにヘッド周辺へ触れることがあります。

印字するときにはちょうどよい場所でも、いざ清掃しようとすると手が入らない。 ヘッドを外さなければ作業できない。 また、外したあとに、もう一度位置を合わせなければならない…。

こうした「地味に困る」手間は、実際に現場で使ってみて初めて気づくことが多いです。

だからこそ、プリントヘッド用スタンドを考えるときには、印字中の位置だけを見るのではなく、清掃やメンテナンスなど、普段どんな作業をするのかも含めて考えます。

コンベアとプリントヘッドは、別々に考えない方がうまくいきます

安定した印字を考えるうえでは、ヘッドの位置だけを決めても十分ではありません。 

製品がどこを流れるのか? そのとき、どんな姿勢になっていて、印字したい面がどこに来るのか? 

搬送側の条件が変われば、適したヘッド位置も変わります。 

ヘッド側をどれだけ正確に固定しても、搬送時の製品の状態が安定していなければ、その精度は意味をなしません。 一方で、搬送側がどれだけ安定していても、ヘッドの位置を毎回、調整し直しているようでは、結局そこで人の手間がかかってしまいます。

搬送とヘッド、どちらか一方だけを整えても、扱いやすい工程にはならないのです。

マーキング・コトはじめでは、必要に応じてコンベアやガイドなども含め、製品が流れて、検出され、印字されるところまでをひとつの工程として考えます。

標準的なスタンドでも、使い方によっては調整が負担になります

プリントヘッド用スタンドには、円筒形のパイプをクロス金具で組み、金具を緩めることで前後や高さを調整するタイプがあります。

印字位置を一度合わせたあと、ほとんど動かさないのであれば、こうした構造でも十分に使えます。

一方で、品種替えのたびにプリントヘッドを動かす現場では、少し事情が変わってきます。

円筒形のパイプは、金具を緩めたときに軸方向へ回転することがあります。 高さを変えようとすると、ヘッドやパイプの重さを支えながら位置を合わせなければならない場合もあります。

さらに、位置を変更したあとで「前回と同じところへ戻したい」となると、単に動かせるだけではなく、位置を再現しやすい仕組みも必要になってきます。

もちろん、すべての現場に専用スタンドが必要なわけではありません。

印字位置をほとんど変えないのであれば、シンプルな構造で十分です。 反対に、品種替えや清掃などで頻繁にヘッドを動かすのであれば、毎回の作業まで含めて取り付け方を考えた方が扱いやすくなります。

マーキング・コトはじめでは、スタンドそのものを高機能にするのではなく、実際にプリントヘッドをどう使うのかを確認して、必要な調整方法を考えます。

こんなときに、プリントヘッド用スタンドを検討できます

こういう場合に、検討いただけます。

印字機器を既存のコンベアへ追加したい

すでに使っているコンベアへ新しく印字機器を組み込む場合、プリントヘッドをどこへ、どのように設置するかを考える必要があります。 既存設備をできるだけ活かしながら、対象物や印字位置に合わせた取り付け方法を検討します。

品種によって印字位置が変わる

製品の高さや印字したい場所が変わる工程では、それに合わせてプリントヘッドを調整する必要があります。 どの方向への調整が必要なのかを確認し、日々の作業で扱いやすい構成を考えます。

今のヘッド取り付けが扱いにくい

「印字はできているけれど、調整が面倒」「清掃するときに触りにくい」といった場合には、印字機器を交換するのではなく、プリントヘッドの取り付け方を見直すだけで使いやすくなる可能性があります。

大がかりな設備変更をする前に、毎日触っている部分から見直してみるのもひとつの方法です。

スタンドの形はさまざまです

プリントヘッド用のスタンドを考えた時、その形態はさまざまです。

既存設備に取り付けられるようなスタンドで、コンパクトに対応する場合もあれば、既存設備へ直接取り付けにくい、あるいは、既存設備での振動が気になる場合では、独立したスタンドにした方が扱いやすくなることもあります。

また、印字後の文字検査を実施するにあたって、プリントヘッドとカメラを一体で設置できる仕様のスタンドもあります。 

ケースバイケースで、形状を考えます。 むろん、使用する条件によっては、単純なブラケットだけで済む場合もあります。 大切なのは、立派なスタンドを作ることではありません。

必要なところへプリントヘッドが置けて、日々の作業で無理なく使えること。

そのため、現在の設備や使い方を確認したうえで、必要な構成を考えます。

参考価格

プリントヘッド用スタンドは、必要な調整範囲や調整の仕方、取り付けるプリントヘッドの形状、設置する設備などによって構成が変わります。

そのため、現時点では一律の価格を設定していません。

現在使用している印字機器、取り付けたい場所、対象物、印字位置への調整の範囲や調整方法などが分かれば、必要な構成を確認したうえでお見積りします。

「スタンドだけを作ってほしい」というご相談だけでなく、新設、既存に関わらず設備への印字機器の組み込みを含めたご相談にも対応します。

製作・改善事例

プリントヘッドの取り付けや位置調整を含め、印字工程の周辺設備を製作した事例をご紹介しています。

完成した設備だけを見るのではなく、どんな製品へ、どの位置から印字する必要があったのか、そのためにどのような取り付け方を考えたのかも含めて見ていただくと、自社の工程を考える参考になるかもしれません。

スタンドの一例。

導入までの流れ

まず確認したいのは、希望される設置場所の環境と、使い方です。

現在使用されている印字機器、印字する対象物、印字したい位置、コンベアなど設置したい場所の状況を確認します。そのうえで、既存設備へ装着する構成がいいのか、独立したスタンドにする必要があるのかを整理します。

方向性が決まれば、必要な構造と仕様を具体化し、お見積りをご提案します。

設備全体の仕様を決めてからご相談いただく必要はありません。

「ここにプリントヘッドを付けたい」からでも大丈夫です

印字機器は決まったけれど、ヘッドをどう取り付ければいいか分からない。 今の取り付け方でも印字はできているけれど、品種替えのたびに調整するのが面倒…。

そんな小さなところからでも構いません。

場合によっては、専用のスタンドを作らずに済む方法が見つかるかもしれませんし、搬送側も一緒に見直した方がよいこともあります。

最初から「この形のスタンドを作ってほしい」と決めなくても大丈夫です。

今どんな設備を使っていて、何がやりにくいのか? そこから、現場で扱いやすい方法を一緒に考えます。

まずは、話してみませんか?

「ここにプリントヘッドを付けたいけれど、どう取り付ければいいか分からない」

そんな段階からでも構いません。

現在の設備や取り付けたい場所の写真、使用している印字機器、対象物などが分かれば、既存設備へ取り付ける方法がよいのか、独立したスタンドが必要なのかも含めて一緒に整理できます。

最初からスタンドの形や仕様を決めていただく必要はありません。

※ 大青鉄工の相談ページへジャンプします。


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