流通用途の段ボールやカートンのコストは、
ただ単に単価を下げればいい、という話ではありません。
商品点数の増加に伴い、
ケース種類や資材のバリエーションが増えると、
管理負担・保管スペース・ピッキング作業などの
見えないコストが膨らんでしまいます。

放置しておくと危険な3つの問題
段ボールの種類が増える背景には、
現場の気づきにくい問題が潜んでいます。
以下の3点は、いずれもコストに直結します。
■ 商品企画と生産現場との断絶
- 商品企画側が現場の作業条件を把握していない
- 流通用途の資材設計が“増やす前提”になっている
■ 生産が“ルーチンワーク化”している
- 無自覚の作業(探す・仕分ける)が増える
- 日常化してしまいムダに気づけない
■ 社内連携不足(コミュニケーションの壁)
- 部門間の情報共有がなく改善が進まない
- 問題の共有がコスト削減の第一歩
コストダウンに繋げる3つの基本アプローチ
1. 品種を増やさない設計
段ボール資材の種類が多いと、
管理スペース・仕分け・検索・誤使用といった
余計な作業が増えていきます。
可能な限り共通化できるサイズや資材仕様を
企画段階から検討することで、
無駄な作業負荷の削減につながります。
2. 探さない・探させない現場づくり
“探す”という作業は利益を生まないだけでなく、
時間・労力・心理的負担を増やします。
資材置き場や管理方法を見直し、
自然と手が伸びるレイアウトにすることで、
「探す時間」をなくすことが可能です。
3. 社内の風通しを良くする
部門間の連携がうまくいっていないと、
問題が共有されず現場の改善が進みません。
コミュニケーションや情報共有の仕組みを整え、
ボトルネックを一緒に認識する文化をつくることが、
コスト改善の土台になります。
まとめ:段ボールコストは“全体最適”で考える
段ボールの単価だけに目を向けるのではなく、
品種管理・作業削減・社内共有という
大きな視点でコストを捉えることが重要です。
コストは必ず“工程の中”に現れます。
その現れ方を読み解き、
改善の糸口を見つけることで
生産現場の負担を減らしながら
コストダウンを実現できます。
コストダウンに繋げてきた事例。
ここまで、段ボール・カートン用途における
コストダウンの考え方を整理してきました。
実際の現場では、
ここで紹介した考え方をもとに、
工程ややり方を見直すことで
コスト改善につながったケースもあります。
以下では、これまでに書いてきた
関連する事例記事をまとめています。
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