底面印字はグリップコンベアだけじゃない!
グリップコンベアは底面に印字を行うポピュラーな方法なのですが、下記のような〝弱点〟があります。
つまり、グリップできない品については根本的に適用できないというわけです。
また、上記4の項目については、グリップコンベアの構造的な面に依ります。 グリップコンベアへ商品を手投入で行う場合、走行しているベルトの間近まで手を近づける必要があるため、作業者によっては恐怖感を感じてしまうのです。 恐る恐る作業することで場合によっては、適切な状態でグリップされずに搬送され、印字が歪んでしまうようなトラブルになります。
ちなみに… 底面から印字を行うメリットについてもお伝えしておきましょう。 底面からの印字にどんなメリットがあるのか? と言うと、その一番大きなメリットがこれです!
これは、例えば製品サイズに様々な種類がある場合に非常に有効なのです。
どういうことかというと、製品の上面に印字を行う状況を想定してみると、製品サイズが変わるたびに毎時毎回プリントヘッドの高さ調整が必要になります。 また、その作業効率はプリントヘッドスタンドの〝出来〟にも左右されます。 ヘッドスタンドの中には頻繁な高さ調整作業が加味されていないものも少なくありません。 高さ調整をする際に、ヘッドの取り付け自体が歪んでしまったり、高さを変えた後、前回の高さに戻す際に、同じ高さに戻らなかったり(これを『再現性がない』と言います。)といった問題が生じます。
そういった反面、底面での対応は、それらの作業が不要になるのです。(下図参照) 毎日の作業性を考えると、このメリットは大きいのです。
それでは、グリップコンベア以外の対応方法を〝3つ〟お伝えしますね。